coffeebreak2’s blog

おいしいコーヒーとの出会いを楽しみに、晴耕雨読と自転車走行日記

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「流人道中記(上)」浅田次郎

久しぶりの歴史小説。 漢字や人名、江戸時代の歴史背景など、慣れるのに一苦労。 ただ、武士道や人情、忠義の道徳観など、興味が湧く点が多い。 旗本の流人と奉行所の与力との珍道中、 道中で出会う人々との交流や心温まる関わりが 何とも言えない味がある。…

「ラブカは静かに弓を持つ」安壇美緒

チェロを趣味にしていた主人公が音楽教室に。 講師の先生との掛け合いがとても爽やかだった。 他の受講生との交流もなかなかよい。 サスペンス調のストーリーだが、 音楽のよさやチェロの魅力がどんどん伝わってきた。 とても読み易く、一気読みできた。

「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」江部康二

糖質制限の食事が大切なんだと改めて痛感した。 運動すれば炭水化物や甘いものを食べても大丈夫と油断してしまう。 米や小麦を控えることを心がけていきたい。 野菜・果物100%ジュースも危険だった。 スポーツドリンクも。 やはり栄養や体の骨や筋肉、内…

牧野富太郎「なぜ花は匂うか」

NHKの朝ドラを観る機会がなかなかないので、 脚光を浴び始めた牧野富太郎の本を読んでみた。 雑草にもきちんとした名前があり、 自然界の中で子孫を残そうと強く生きている姿が克明に記録されている。 植物への愛情がよく伝わる本だった。

「稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉」大田嘉仁

サブタイトルに「側近中の側近だから聞けた」とある。 稲盛和夫の傍で指導を受けたから、緊張や苦労があったはず、 でもその分、印象に残る言葉もたくさんできたのだろう。 “成功したときこそ、要注意” 達成感があると努力しなくなるから。 常に自分に厳しく…

「チンギス紀15 子午」北方謙三

チンギス紀15を図書館で借りることできた。 14を読んでから久しぶりだったので、 チンギスの兄弟や子供たちなど、登場人物を復讐し、思い出すことからスタート。 記憶が蘇ると、読むスピードが増し、一気に読み終えた。 やはり、北方謙三の歴史小説は面…

「長友佑都の食事革命」長友佑都

以前も読んだ本だったが、栄養学や体重管理のために再度読んでみることに。 やはり忘れかけていたことが多い。 タンパク質やミネラル、ビタミンの大切さが身に染みた。 糖質制限は必須かな。 アスリートは食べ物に気を遣うのは当然か。 油も亜麻仁油やオリー…

「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」熊谷達也

久しぶりの青春小説。 高校生たちがバンドを結成し、ライブを企画。 観客との一体感や盛り上がり、感動の体験を繰り広げる。 東北宮城県の港町は東日本大震災の被害を受けるのだが、 ストーリーの流れとしては、最後まで明かされない展開。 明るく、夢を追い…

「ロスト・ケア」葉真中 顕

介護施設で働く職員が連続殺人を犯すが、 本人は悔い改めることはなく、 検察官へ本人や家族のために計画的に実施したと自供する。 介護する家族の負担がとてつもなく大きいこと・・・。 高齢化社会がすすむ、これからの日本が抱える重い課題と言える。 介護…

「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」幡野広志

タイトルが心に突き刺さる。 自分がいい父親だったか、反省させられる。 子どもに残すのは金ではなく、困ったとき、迷ったときに参考になる言葉。 他人に目を気にすることなく、自分の考えで生きてほしい。 まさしくその通りかな。 何でも親が決めるような育…

「ひきなみ」千早 茜

瀬戸内海に浮かぶ島で起きる事件から 戦後の歴史が垣間見える新刊、 自然の美しさや友情などがうまく描かれて とても魅力的な小説だった。 瀬戸内へはまだ訪れていないが、 淡路島やしまなみ海道など、 いつかは自転車で走りたいコース!

「風の値段」堂場瞬一

タイトルからすぐ事件の概要に気付きやすかった。 海上での風力発電に関する企業秘密データのやり取り。 今の時代、エネルギー問題には全世界が関心を寄せている。 日本は海ん囲まれた島であり、 海上での風力発電において先進的な取り組みが期待される。 小…

「名著に学ぶ60歳からの正解」齋藤孝

論語ははじめ、数々の名著が紹介されていた。 ゲーテの「ファウスト」はまだ読んでない。 夏目漱石の「こころ」は高校以来か。 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は読んだが、内容を忘れた。 部屋の本棚に誇りをかぶっている本がたくさんある。 再度…

「ハヤブサ消防団」池井戸潤

人気の池井戸潤の新刊、図書館で予約してから半年以上の待ち。 東京から田舎へ移住し、地元の消防団へ。 個性あふれる消防団員たちとの交流がほのぼの。 笑いあり、放火事件のサスペンスの緊張感あり。 読み進めていくうちに、放火犯や村の山林の土地をめぐ…

端午の節句

今日はこどもの日。 少子化問題がクローズアップされてきた。 日本の将来が危ぶまれてくる。 明るい未来を期待したい! 「生まれたよ ぼく やっとここにやってきた まだ眼(め)は開(あ)いてないけど まだ耳も聞こえないけど ぼくは知ってる ここがどんな…

「マスカレード・ゲーム」東野圭吾

マスカレードシリーズの新刊がやっと借りれた。 人気があるので、図書館の予約がいっぱい。 警察がホテルに潜入捜査するパターンは同じ。 警察官とホテルマンの仕事の違いが鮮明だった。 仕事の目的は異なるが、 生き方や人柄考え方は誠実さが滲み出てくる。

「棘の家」中山七里

学校でのいじめをテーマにしたミステリー。 犯人は最後までわからなかった。 家庭内の信頼が失われそうな危機や 担任の対応や友人関係など、 緊張感が続き、一気読みできた。

「運命を拓く」中村天風

大谷翔平選手の愛読書らしい。 ということで読んでみた。 前向き、誠実な「気」や「心」の持ち方で人生がよい方向へ変わる。 ネガティブな思考より、ポジティブな生き方、 積極的な姿勢が成功を生むことは納得できる。 しかし、日々の毎日で弱気な心を封じ込…

「最高のコーチは、教えない」吉井理人

この本もWBCの投手コーチでチームを支えたロッテ吉井理人監督の著書。 さすがコーチングを勉強された方だけある。 自らの経験としっかり確立された理論が納得できる。 指導者の在り方をしっかり勉強できた。 栗山監督とともにWBC優勝を導いた優れた指導者だ。

「育てる力」ー栗山英樹『論語と算盤』の教え

WBCの活躍で栗山英樹監督の著書の人気が高まってきた。 図書館の本をいち早く借りることができた。 予約したときは誰も借りてなかったが、今は予約待ち状態。 栗山監督は渋沢栄一の『論語と算盤』に感銘し、 大谷選手や清宮選手をはじめ、日本ハムの選手全員…

「他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。」幡野広志

恋愛や子育てなどの相談に幡野さんが返信していく内容。 幡野さんはご自身が病と闘い、写真家としても活躍している。 子どもの写真についての考えに惹かれた。 写真を撮ることよりも、親として自分の眼で看てあげることの大切さにはハッとさせられた。 特に…

「あなたの牛を追いなさい」松重豊・枡野俊明

人気俳優の松重豊さんと禅僧の枡野俊明さんの対談形式。 自分がどう生きるか、自分の生き方を客観的に見つめることの大切さが実感できた。 NHKの「どうする家康」でも登場し、人気上昇中の松重豊さんのこれまでの生き方も興味深かった。 桝野俊明さんは禅僧…

「鋼のメンタル」百田尚樹

「打たれ強さは鍛えられる。」 百田尚樹が強いバッシングを受けても、へこたれない強さが伝わってくる。 負けや失敗を楽しむ、挫折と付き合う姿勢から元気がもらえる。 心に残った言葉 「有言実行を心がけてみよう」 「一日で変わった者は一日で元に戻る」 …

「野球が教えてくれたこと」栗山英樹

WBC優勝で一躍脚光を浴びた栗山英樹監督の著書。 大谷選手との関わり等も興味深く読ませていただいた。 選手を信じること! 基幹がぶれ合い、さずが大学教授。 自身の生い立ちや選手生活、プロ野球の選手時代の苦労もベースになっていた。 勉学と野球の両立も…

「あきらめません!」垣谷美雨

今日も朝から雨、読書三昧。 定年退職後、夫の実家に移住する主人公。 田舎暮らしを満喫するかと思いきや、市議会議員へ立候補。 挙句の果ては市長へ立候補して当選。 女性の政治参加をテーマに、現代の課題がクローズアップされていた。 少子化対策、保育園…

「邂逅の森」熊谷達也

明治・大正時代、東北の山奥に住むマタギの物語。 山の神の存在や「巻物」、伝統の風習など、 自然とともに生きる生活習慣が興味深かった。 後半の山の主の巨大熊との闘いは迫力があった。 殖産興業が進む時代に、貧しい山村に生きる人々の暮らしが いかに厳…

「同志少女よ 敵を撃て」逢坂冬馬

第二次世界大戦の独ソ戦で、 女性狙撃兵として生き抜いた少女の苦悩がリアルに描かれていた。 今のウクライナとロシアの戦争の背景にも繋がる歴史にも触れられていて、 戦争の悲しみがひしひしと伝わってきた。 とても人気がある本なので、予約待ち期間が長…

「『いい人生だった』と言える10の習慣」大津 秀一

3000人のがん患者を診た緩和医療医が考える10の習慣。 習慣1:「今日が最後かもしれない」と思って暮らす 習慣2:生きる意味を無理に探さない ー“いま”を大切に生きる 習慣3:負の感情にふりまわされない ー負の気持ちと上手に付き合う 習慣4:身近な人こそ…

「人生の先輩たちに学ぶ 生きる理由」西沢泰生

西沢泰生著書の第3弾。とても元気をもらえた本だった。 ”自分の信じた道を、目標を持って、少しずつでよいので、向上しながら進むこと。それを継続して、積み上げる。ときには、しっかり休んで充電する。そして、「考えて」もよいが、「ムダに悩む」ことは…

「心の傷を癒すということ」安克昌

2月6日に起きたトルコ・シリア大地震のニュースは、 今でも連日被害の大きさを克明に知らせている。 マグネチュード7.8の多きな揺れは、 建物の損壊と死者の多さに結び付き、 改めて地震の恐ろしさを思い知らされる。 この本は、28年前の阪神大震災の被災地…