coffeebreak2’s blog

おいしいコーヒーとの出会いを楽しみに、晴耕雨読と自転車走行日記

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「宙わたる教室」伊与原 新 / RUN7km

RUN NHKのドラマ10でも放映中。 読書感想文の課題図書にもなっていた。 定時制高校の生徒たちが、科学の研究発表大会に出場する実話がベース。 毎回楽しみししているが、原作も図書館で借りて読むことができた。 テンポが速いテレでは、なかなか味わえない珠…

「最高のランニングケア」佐藤基之著・中野ジェームズ修一監修

左アキレス腱通になって座学を中心に体のメンテナンス。 長距離や負荷を高めた練習後はアイシングが重要だった! あまりにも練習後のケアが不足していた。 大腿四頭筋やハムストリングスなど、 大切な筋肉のアフターケアやストレッチ、 筋トレの計画など、い…

「一日一戒 良寛さん」桝野 俊明

最も心に残ったのは、言葉の重み。 何気なく発する言葉がいかに影響が大きいのか、 自分への戒めとなった。 サブタイトルが「清々しい人になる90の教え」。 こんな人になれたらいいなと思う。 一つ一つが端的に書かれていて、とても読み易かった。

「現代語訳 南総里見八犬伝」曲亭馬琴作・白井喬二訳

映画「八犬伝」だけでは物足りなかったので、 図書館で現代語訳の文庫本(上下)を借りて読んでみた。 登場人物の多さには戸惑ったが、 必ずつながりがあって後から理解が深まっていくパターン。 武士道や朱子学に関連して、勧善懲悪の倫理観はわかりやすか…

「白線以外、踏んだらアウト」田丸 雅智

聴いたことがるシチュエーションばかりで心がほっこりする本。 「給食のパンを机にため込む」・・・懐かしい! 子どももころを思いだす。 食パンばかりだったような。 カビが生えてビックリした記憶があった。 「痛いの痛いの飛んでいけ」・・・なぜか痛みがなくな…

「俺たちの箱根駅伝」池井戸 潤

かなり前から予約いていた本がやっと届いた。 上下を予約数でうまくカウントし、ほぼ連続で読むことができた。 記録が残らない連合チームにスポットをあて、 キャプテンを中心にチームとしてまとまっていく過程や 新しく監督を迎えて信頼を築く流れが素晴ら…

「風に立つ」柚月 裕子 / RUN18km

補導委託の制度を初めて知った。 問題を起こし、家裁に送られてきた少年を 南部鉄器の職人が仕事を教えながら一緒に生活を始める。 その息子は今までの親子関係に疑問を抱きながら不信感を抱くが、 温かい気持ちで接する職人たちと町の人々とともに、 少しず…

「三国志 九の巻 軍市の星」北方謙三

いよいよ北方謙三の三国志も九巻に突入。 劉備や曹操も年を重ね、諸葛孔明も軍師として大活躍。 しかし、戦を経れば人の死も当然増えていく。 英雄として人望もあった関羽もついに・・・・。 とても悲しい運命に、どんどん読み進めていってしまう。 今後の展…

「成瀬は天下を取りにいく」宮島 未奈

舞台は滋賀県大津市のとなり、膳所の町。 自分の目標をしっかりと見つめ、堂々と歩んでいく成瀬あかり。 周りから変な女の子とみられても、ぶれない行動力。 幼馴染の友人との信頼関係や級友との素朴な付き合い方など、 とても魅力的な主人公で、読み進めて…

「山の上の家事学校」近藤 史恵

男性用の家事について学ぶことができる学校が舞台。 家から通うこともできるが、 寮に入って生活することもできる。 他の仲間との付き合いもなかなか面白い。 料理から掃除、洗濯、育児・・・。 これまでの日本社会では女性に負担をかけていたが、 平等に男…

「ぼけ日和」矢部 太郎

矢部太郎の漫画は心がほっこり癒される。 高齢で認知症の妻の世話をする夫の優しさが滲み出ている。 いつかは自分も辿る道なのだろうが、 明るく前向きに人生を歩んでいこうという気になる。 心と体のメンテにしっかり取り組んでいこう!

「じい散歩」藤野 千夜

高齢化社会を象徴する家族構成の小説。 認知症の妻といつまでも独身の3人の息子たち。 家族に不安を抱きつつも、 飄々と散歩に出かけ、元気よく暮らす主人公のおじいさん。 明日は我が身と思いつつ、ユーモアあふれる物語に一気読み。

「夜明けのはざま」町田そのこ

主人公は葬儀屋に勤務する若い女性。 結婚相手や友人など、仕事への偏見や世間体が滲み出てくる。 家族葬を営む葬儀屋の社長や仕事仲間の登場人物も 人生の苦労や悩みを抱えている。 家庭と仕事との両立など、 いろいろ考えさせられる展開が多く、読んでよか…

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」東野 圭吾

図書館の貸し出し本の中でも人気な東野圭吾。 長く予約していたが、とうとう借りることができた。 人気な本だけあって、あっという間に読み終えることができる。 ブラックショーマンこと、 おしゃれなバーのマスターが一瞬で人相を見定めることができる。 今…

「チーズはどこへ消えた?」スペンサー・ジョンソン

新しくチーズを見つけ出すグループと勇気を出せず、踏み出せないグループ。 チーズを探すグループの行動を分析しつつ、 頭の切り替えをしっかりすることの大切さを教えてくれる。 ページ数は少なく、読み易い新書版サイズ。 気軽に読めてためになるいい本だ…

「いちゅんどー 西原高校マーチングバンド」オザワ部長

沖縄の西原高校マーチングバンドが、 世界チャンピオンになった実話をもとにした青春小説。 「いちゅんどー」は沖縄の言葉で「行くぞー!」という意味らしい。 マーチングの話だけでなく、それぞれの家庭環境、友情、沖縄の文化、 自然のすばらしさも伝わる…

「勝てるアスリートの身体を作る栄養学と食事術」阿部菜奈子

久しぶりの栄養学の本を図書館で借りて読んでみた。 体の細胞や骨、筋肉の組織がどのようにつくられてるか、 身体の細胞組織について詳しく記述されていてわかりやすかった。 もっと若い時から読んでおくべきだった。 最近特に柔軟性や骨密度が低下している…

「伴走者」浅生 鴨

パリパラリンピックの興奮が冷めない中、 視覚障害のマラソンランナーの伴走者や、 アルペンスキーの先導者にスポットを当てた小説。 目が見えない選手の気持ちに寄りそう姿勢や言葉かけは 本当に難しいことが伝わってきた。 物語は意外な形になって終わる展…

「一瞬の風になれ 1 」佐藤多佳子

友達は柔らかなバネをもつ、天才的なスプリンター。 サッカー部に所属していた主人公が陸上部へ。 憧れと競争意識が混ざった友人関係だが、 徐々にサッカーで培った下半身が努力によって進化していく。 100mやリレーの陸上の世界がリアルに感じられる作…

「タスキ彼方」額賀 澪

昨日のRUNは大変な暑さの中でスピードが出なかった。 練習不足と言えばその通り。 この作品は戦争末期に学徒動員があり、陸上に情熱を注いだ青年たちの箱根駅伝への思いがとても熱かった。 戦時中に箱根駅伝が実施されなかったときの青年たちの思い。 代替大…

「八月の御所グラウンド」万城目 学

記録的な猛暑の八月となったが、お盆の京都と舞台とした不思議な物語。 一つ目は女子学生の駅伝での話。 控え選手だった女の子が突然のアクシデントでアンカーとなった。 不安の中で必死に走っていた際、沿道を新選組の姿で一緒に走る姿を見た。 誰も見なか…

「ポンコツ一家」にしおかすみこ

かつてテレビでお見掛けしてしていたときから時がたち、 コロナで仕事が減り、転居した際、 実家で認知症の親の面倒をみるに至ったにしおかすみこさん。 テンポよく展開していく話の内容が読み易く、 あっという間に読み終えることができた。 ご苦労が多く、…

「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」ナンシー・チャーニン

大谷翔平選手の大活躍のニュースが連日目に飛び込んでくる。 野球関係のメジャーリーグの歴史がよくわかる絵本。 耳の聞こえない選手がうまくプレーし、活躍できるように、 審判のゼシュチャーが生まれてきた経緯が新たな発見だった。 子供向けの絵本なので…

「どうぶつさいばん ライオンのしごと」竹田津 実

野生の動物たちの命の連鎖について深く考えさせられる絵本だった。 子ども向けの絵本だが、内容は大人向けかも。 自分の命をつなぐために他の生き物を食す。 弱肉強食の世界は頭でわかっているつもりだった。 病気になって弱くなっている動物は、他の動物に…

「ストライプ たいへん!しまもようになっちゃった」デヴィッド・シャノン

縞模様がとてもきれいな絵本。 ストライプだけでなく、アメリカ国旗の色など 少女がいろいろな模様になっていく姿が興味深い。 学校のみんなから変な目で見られないか不安になる少女。 他人の目が気になるのは大人も一緒。 子供向けの絵本だが、奥が深い。

「あのとき すきになったよ」薫くみこ

同じクラスで、いじめられている女の子は席が近い。 主人公は偏見の目で見ず、声をかけたり、一緒に遊んだりして仲が良い。 ある時、お漏らしをしていまった主人公だったが、とっさに花瓶の水をばらまいて助けてくれた。 しかし、その女の子はいたずらをした…

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」津川友介

最近の猛暑でアイスやかき氷の摂取で糖質過多な生活が続いた。 ジワジワと体重も増加している。 ここで引き締めねばと読書で気分転換。 この本では、とてもシンプルに体に良い食事が提言されている。 肉よりも魚、野菜、果物(ジュースは厳禁)、ナッツ類・…

「明日も生きていこうと思える絵本101」赤木かん子

連日暑い日が続くせいか、読書ペースが落ちてきた。 脳も夏バテ気味か、読解力が低下している。 そんなときは、10分ほどで読めてしまう絵本が最適だろう。 短いストーリーでも人生について考えさせられる哲学がある。 また、イラスト、絵も色使いが素敵で鑑…

「紅の雪原を奔れ、エミシの娘(上の巻)」山浦玄嗣

古代の東北地方の部族間の闘いを描いた作品。 主人公の美しい女戦士が強く、大活躍する物語。 古代民族の残酷な描写が迫力あり、 呪術あり、スリルやスペクタルな展開も面白い。 期待以上の小説だった。 ぜひ、下の巻も早く読んでみたくなった。

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」岸田奈美

中学生の時に父親をなくし、 母親が脳梗塞の後遺症で車いす生活になり、 ダウン症の弟の面倒を看ながら執筆生活。 岸田奈美さんの前向きで心優しい気持ちが文章に満ち溢れている。 高校、大学、社会人の苦難を乗り越えていく姿は何と力強いことか。 なんとい…