稲盛和夫シリーズ3冊目。
素晴らしい人生を送るために必要な「考え方」について、
「大きな志をもつこと」
「常に前向きであること」
「努力を惜しまないこと」
「誠実であること」
「創意を凝らすこと」
「挫折にへこたれないこと」
「心が純粋であること」
「謙虚であること」
「世のため、人のために行動すること」
肝に銘じていきたい。
心に残った話として、
あるお寺で修行僧の雲水が「地獄と極楽の違い」を話す。どちらも外見上は同じ場所で、どちらにも大きな釜があり、おいしいうどんが煮えている。ただし、うどんを食べるには、物干し竿のような長い箸を使うことになっている。
地獄は我先に食べようと釜の中に一斉に長い箸を入れてすくいあげようとするが、箸が長くうまくつかめません。そのうちに相手がつかもうとするうどんを奪おうと争いになり、修羅場のような怒号が響き渡るようになる。
極楽はみんな優しい思いやりの心をもち、自分の長い箸で釜の向こうにいる人に先に食べさせてあげる。相手も感謝を述べ、同じように食べさせてくれる。
「利他の心」を持ち、和気あいあいと食べることができる。
とてもいい話だった。