五味太郎さんの本は、大人が読んでもおもしろい。
絵本のようで、中身は考えさせられる内容ばかり。
コロナ禍で臨時休校時、中日新聞の社説(5月17日)にも紹介されていました。
絵本作家の五味太郎さんは著作「じょうぶな頭とかしこい体になるために」でこんな指摘をしています。
「大人の言うことは素直に聞いて、決められたことはきちんと守り、出された問題にはうまく答え、与えられた仕事はだまってやる。決してさぼったり、ごまかしたりはしない」子どもは「かしこい頭とじょうぶな体」の子どもだと言います。
学校や社会が育てている子ども像のような気がします。
五味さんが育ってほしいと考える子どもは「じょうぶな頭とかしこい体」の子です。
「言われたことの意味をたしかめ、決められたことの内容を考え、必要があれば問題をとき、自分のために楽しい仕事をさがし出し、やるときはやるし、さぼりたいときはすぐさぼる」ことができる子どもです。
つまり、自分で疑問を持ち考え、判断して実行する。体が疲れたりしたら、そう判断してさぼれる柔軟さもある。
今、読んでいる百田尚樹「錨を上げよ」の主人公の生き方からも、同様な示唆を得られているような気がします。
自分の人生の生き方をしっかり考えなくちゃいけませんね。