coffeebreak2’s blog

おいしいコーヒーとの出会いを楽しみに、晴耕雨読と自転車走行日記

「はるか、ブレーメン」重松 清

手のひらを背中に当てると、その人が何を考えているのかわかる。

そんな特殊能力をもつ女子高校生と男子高校生の物語。

それぞれの家庭が抱える状況やあゆみが複雑だが、

二人とも明るく、前向きに生きる姿がさわやかだ。

また、人生の終わるを迎える人の走馬灯を仕上げるサービス業も面白い。

自分の人生の最後にどんな思い出を走馬灯に映し出すのか、

一日一日を大切に、充実した生き方をしたいと痛感した。

重松清の小説は自分にいろいろと考えさせてくれるいい本が多い。