coffeebreak2’s blog

おいしいコーヒーとの出会いを楽しみに、晴耕雨読と自転車走行日記

「群青に沈め-僕たちの特攻-」熊谷達也

太平洋戦争末期、アメリカ軍が本土上陸に備え、最終決戦の準備のため、

水際特攻伏龍隊の訓練が行われた。

零戦による神風特攻隊、人間魚雷「回天」、有翼潜水艇「海龍」に比べて武器が頼りない。

海岸にて簡易潜水器を身につけて潜り、アメリカの大型上陸用舟艇が頭上を通過するときに棒機雷を突き付け、我が身と舟艇もろとも爆破する作戦。

しかし、まだ17歳の若さで特攻隊になる決意をする過程や家族を想う姿は共通している。

終戦記念日から読み出し、あたらめて戦争について深く考えさせられた本だった。