初めに「私の赤ちゃんへ」という手紙から。
意味が分かったのは、最後になって、納得できた。
予期しなかった妊娠で、母親が悩んだ挙句に、特別養子縁組を申し出る。
わが子に送る真珠のベビーリングと手紙を書く。
ここで涙腺が緩む。
コロナ禍で人とのつながりの大切さが見直されている昨今、
東京の夜に彷徨する女子を救うNPOのボランティア団体「ODORIBA」、
児童福祉の観点から養護施設のような役割を担う宿泊施設「グリーンゲーブルズ」
などが登場し、家庭とは何かを深く考えさせてくれるストーリーだった。