2022-03-14 「おもかげ」浅田次郎 reading 65歳で定年退職、送別会の帰宅途中の地下鉄で倒れる。 救急車で病院に搬送された主人公は昏睡状態に。 看病する周囲の人々の人生、苦労、生き様が興味深い。 もちろん主人公の人生も激動の昭和史とクロスしていく。 東京大空襲、戦後の復興、高度経済成長・・・・。 浅田次郎の小説は歴史とリンクしていておもしろい。 なぜ、主人公が地下鉄と深いつながりがあるのか、 最後に謎がとけていくドラマチックな展開も惹きこまれる。