coffeebreak2’s blog

おいしいコーヒーとの出会いを楽しみに、晴耕雨読と自転車走行日記

「ゴルフ、いやスポーツで最も美しい場面」

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松山英樹選手がマスターズ優勝のニュースが元気をくれたが、

それ以上に、キャディーの早藤将太さんが世界の称賛を得た。

日本人の誇り、すばらしいコンビ、感動できた!

 マスターズで優勝した松山英樹(日本)がトロフィーを受けに行く時、彼のキャディーの早藤将太さんはフラッグを取りに行った。フラッグを取り外したピンを再びカップに挿した後、帽子を取ってコースに一礼した。 英国のベテランゴルファー、リー・ウェストウッドは「ゴルフ、いやスポーツで最も美しい場面」と称賛した。多くのメディアがこれを報じた。これを見た西洋人はインターネットに「胸が熱くなった」とコメントした。・・・

 マスターズが開催されるオーガスタナショナルは「フラッグが立つ天国」といわれる。意図したわけではないだろうが、キャディーが頭を下げた方向はアーメンコーナーの方だった。ゴルフという宗教を持つ人には完ぺきなところだ。彼はゴルフの神に感謝の一礼をしたのだ。 松山のキャディーは何に感謝したのだろうか。最も優れて忍耐心がある選手を優勝者に選び出してくれたコース、外国人でも自国の人のように応援してくれるギャラリー、ゴルフの聖人ボビー・ジョーンズが築いたマスターズの伝統、大会のために苦労した組織委、コース管理者、ボランティアメンバーだろう。 もちろん自分を信じて一緒にした松山に対する感謝と敬意もあるだろう。選手だった早藤さんが10代に書いたプロフィールの「目標にする人」には「松山英樹」と書かれている。・・・

 PGAツアーで英語を話せないキャディーは彼が唯一だろう。松山は通訳がいるが、コースで複雑なルール問題などが生じればキャディーが解決すべきだが、英語ができないキャディーのためにマイナス面もあったはずだ。 しかし言葉ではうまく表現できないそのキャディーが一礼をすることで最もよくその気持ちを伝えた。ゴルフに感謝し、伝統を大切にし、自身の職業を愛する彼らの心がそこにすべて溶け込んでいる。ゴルフの天国に到達した彼らを祝いたい。 ソン・ホジュン/ゴルフ専門記者