先日も人種差別に抗議するために、事件などに巻き込まれた黒人男性や女性の名前が書かれたマスクを着用して話題になっていましたが、ずっと継続して勝ち続けてきた精神力に頭が下がります。精神的に心の支えになり、高いモチベーションアップにつながったのでしょう。
本当にあっぱれです!
大坂なおみ 全米オープン2回目の優勝 祝福や称賛の声 | テニス | NHKニュース
大坂選手は今大会、人種差別に抗議するために、事件などに巻き込まれて亡くなった黒人男性や女性の名前が書かれたマスクを着用していて、決勝では6年前にオハイオ州の公園で警察官に射殺された当時12歳の少年の名前が書かれていました。
人種差別に抗議「みんなの考えるきっかけに」
大坂選手は試合後のインタビューの中で、大会を通して人種差別に抗議してきた自身の行動について触れ、「みんなの考えるきっかけにしたかった。SNSを通じてしか反響はわからなかったけど、情報が拡散されていって、皆が話をしてくれているのがわかってうれしかった」と述べました。
人種差別に抗議する姿勢などに評価の声
テニスの全米オープンを2年ぶりに制した大坂なおみ選手について、JR渋谷駅前では、精神的な強さや人種差別に抗議する姿勢に対して評価する声が聞かれました。
大坂選手が前回優勝した瞬間を会場で見届けたという25歳の男性は「まだ若いが、精神的な部分が強くなっていて、すばらしい選手だ。人種差別に抗議するという自分の意志を持って行動するのはとても大切なことだと思うので、これからもそういった意志を持って活躍してほしい」と話していました。
また、57歳の男性は「これまでは試合の途中でだめだと諦める感じが見受けられたが、今大会は集中力が途切れていなかった。メンタルの部分がしっかりすれば、世界のトップを取れる実力が備わっている。最近、優勝から遠ざかっていたが、今回、人種差別に抗議するという自分が思っていることをしっかりと表に出したことも、試合に懸けるモチベーションの一つになっていたのかなと思う。勇気や元気をもらえた」と話していました。
20代の女性は「東京オリンピックが延期になってしまったので、日本の選手が頑張っているのを聞くとうれしい。大坂選手は、日本だけではなく世界中に影響を与える選手なので、スポーツをしている子どもたちに夢に向かって頑張る姿を伝えていってほしい」と話していました。