筑摩書房から出ている文庫本ですが、NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、岩田書店さんのお薦めで知りました。
落語家がプロボクサーとして活躍する、とてもユニークな内容です。
師匠の橘家龍太楼がまたいい!
「ところで師匠、プロフェッショナルの条件とは何でしょう?」
「下手でも堂々としてることかな。」
「こんな時代だ、落語がちょいとうまいだけで売れるわけがねえ。己に付加価値をつけろ、落語以外の何かでマスコミに斬り込むンだ、見事に売れてみせろ」とも。
「どうだ、何か飛び道具は見つかったか」と・・・
主人公の付加価値、飛び道具がボクシングとなったのです。
この「己に付加価値をつけろ」、
今のコロナ禍でも生きる大切なセリフですね!