coffeebreak2’s blog

おいしいコーヒーとの出会いを楽しみに、晴耕雨読と自転車走行日記

gabriel's oboe

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 「gabriel's oboe  」は、1986年度カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した映画『The Mission』の中の曲です。今日は、家に眠っていた古いレコードをMP3に変換しました。

 

 34年前になるのですね。アナログですが、いい音でレコードが聞けました!

 

 映画はロバート・デ・ニーロが出演し、18世紀のパラグアイを舞台に、先住民へのキリスト教布教に従事するイエズス会宣教師たちの人間愛や葛藤を描いた作品で、音楽がとてもよかったです。映画を見た後、感動してすぐサウンドトラックを購入した記憶が蘇ってきました。

Coronavirus, concerto di violino sul tetto dell'ospedale...

 

 なぜ、今頃、このレコードを引っ張り出したかと言えば、ヴァイオリニストの横山令奈さんのおかげです。すばらしい選曲と感動的な演奏をありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです!

 4月、新型コロナによるパンデミックの中、YouTubeで話題になり、私と同様、何度も視聴された方も多かったのではないでしょうか。改めて芸術・音楽のすばらしさを再認識させられました。

 

 ************************************************** 2020/04/21  「月刊音楽祭」より

クレモナ発 : ヴァイオリニストの横山令奈が地元の病院の屋上で世界に癒やしの調べ

 

 イタリア・クレモナ在住の日本人ヴァイオリニストの横山令奈(Lena Yokoyama)が地元の病院の屋上で演奏、その様子がYouTubeなどを通して世界中に流れ、大きな感動の渦を巻き起こした。

 演奏は新型コロナウイルス患者への治療の最前線となっている地元の病院の依頼。演奏は16日の夕方に行われ、横山は医療従事者への感謝と患者たちが再び音楽を楽しめる日が来るよう祈りを込めたという。

 横山は大阪府箕面市生まれの33歳。高校卒業後の2006年からクレモナのスタウファー音楽院に留学、同時にシエナにあるキジアーナ音楽院でサルヴァトーレ・アッカルドに師事した。現在はクレモナの「ヴァイオリン博物館」で所蔵楽器を演奏する仕事を手掛けている。

 ストラディバリが17~18世紀に活動した街として知られるクレモナは、感染が急拡大したイタリアの中でも、最前線とされてきた都市。人口約36万人で感染者は5千人を数え、900人近い死者を出している。

 演奏はスピーカーを通して病院の周辺地区に届けられたが、病院では防護服姿の医師や看護師が窓を開けたりベランダに出たりして、美しいヴァイオリンの調べに聴き入った。

 横山が演奏したのは、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から“アルマンド”、エンニオ・モリコーネの“ガブリエルのオーボエ”、ジョン・ウィリアムスの“シンドラーのリスト”、ノヴァーロの“マメーリの賛歌”、ヴィヴァルディの《四季》の中の「夏」から“プレスト”。